躁うつ病とは

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双極性障害に関して

躁うつ病(双極性障害)とは、抑うつ状態と躁状態が交互に訪れる精神疾患です。

躁状態とは、気分が昂ってハイになってしまう状況です。

興奮状態となり、妙に声を上げてまくしたてるように話したり、かと思うと急に不機嫌になったりします。

頭のなかに次々と考えやアイデアが浮かびますが(観念奔逸と呼ばれます)、ひどくなると支離滅裂になってきます。

こういった状態なので、躁状態になるとしばしば周囲に迷惑をかけます。

分かりやすい一例として、映画『12モンキーズ』でブラッド・ピットが扮する『精神病患者の言動』が躁状態と言えるでしょう。

自分で自分を制御できないので、躁状態は薬で興奮を抑えなければなりません。

では反対にうつ状態とはどういう事かというと、打って変わって気分がひどく落ち込む状態となります。

主だった原因もなく沈み込んで、気力も湧かなくなります。

躁状態だった人が突然こういったうつ状態となるのが躁うつ病の特徴です。

うつ状態になると、通常のうつ病(大うつ病)と見分けがつかなくなりますが、躁うつ病は大うつ病とは違います。

ですので、躁うつ病に大うつ病の薬を処方しても治療することが出来ません。

躁うつ病(双極性障害)は大きく分けて、以下の2種類に分類されます。

双極I型障害

強い躁状態とうつ状態が交互に訪れる疾患です。

前述のように、躁状態の患者はやたらと行動的になったり、際限なくしゃべりかけたりして迷惑がられます。

金銭感覚もおかしくなり、借金をしてまで高額な買い物をしたり後先を考えずにお金を使ったりします。

軽度のものであれば周囲の言うことを聞きますが、ひどくなると一切耳を貸しません。

また、衝動的な行動をとるので、うつ状態の時よりも自殺する危険性が高くなります。

本人は病気であるという自覚がないので、周囲が説得してもなかなか病院にいこうとしないというのも厄介です。

強い躁状態で、通院を拒むような患者には、テグレトールのような抗てんかん薬で気分を安定させるという手段が有効です。

双極II型障害

うつ状態がメインとなり、躁状態は軽度な疾患です。

本人にとっては「いつもより気分がいい」程度の状態なので、特に周りに迷惑をかける心配もありません。

躁状態があまり表に出ないため、通常のうつ病とよく間違われます。

うつ状態なると非常に辛くなるため抗うつ薬を飲んでしまいがちですが、これも躁うつ病ですので抗うつ薬の効果がなかなか見られません。

この疾患においては、躁状態とうつ状態のリズムをつかみ、自分でコントロールする事が重要です。