三叉神経痛とは

テグレトールヘッダー

三叉神経痛におけるテグレトールの効果

テグレトールは、三叉神経痛の痛みを和らげる効果があります。

たとえそれが耐えがたい程の激痛でも、何事もなかったかのように痛みが引いてしまうのが特徴です。

抗てんかん薬であるテグレトールは脳内を走る電流を下げる作用があり、これに伴って三叉神経への刺激も抑えられるのです。

なお、三叉神経痛はロキソニン等の鎮痛剤で痛みを抑える事はできません。

もし顔に鋭い痛みが走り、なおかつ鎮痛剤の効果がない場合は三叉神経痛である可能性があります。

三叉神経痛は脳内を走る神経に起因する疾患ですので、テグレトールのような抗てんかん薬によって治療を行います。

三叉神経痛の特徴

三叉神経痛は頭部の知覚をつかさどる三叉神経が圧迫されて、顔面に電気のような痛みが起こる疾患です。

そもそも三叉神経とは、顔の感覚(触覚、痛覚、冷感、温感など)を脳に伝える神経です。

三叉神経は感覚繊維と運動繊維からなる混合神経に分類され、脳幹から顔面に伸びております。

この三叉神経の脳幹付近を三叉神経根と言います。

三叉神経根付近の血管が膨らんだり腫瘍があったりして圧迫すると、三叉神経を電気痛が走ります。

三叉神経痛の症状

三叉神経痛は非常に特徴的で、発作的に強い痛みが生じます。

瞬時に痛みが襲ってきた後に数秒ほどで収まる場合がほとんどで、長くてもせいぜい数十秒程度と言われております。

もし数分におよぶような痛みであった場合、それは三叉神経痛以外の症状と思われます。

この発作を誘発する要因としてはあくび、くしゃみ、洗顔、歯磨き、化粧、ひげそり、会話、飲水、食事(咀嚼)、寒冷刺激(冷風など)があります。

歯を磨いている時などは、あまりに痛くて歯磨きができなくなる事もあります。

季節要因もあるので冬場、特に11月や2月に症状が現れる事が多いのも三叉神経痛の特徴です。

三叉神経痛の治療

三叉神経痛の治療としては以下の4つがあります。

薬物治療

三叉神経痛における薬物治療は主に痛みを和らげる目的で行われます

三叉神経痛の症状を和らげる薬としてはテグレトールのような抗けいれん薬が効果的です。

これは三叉神経を走る電気をテグレトールが抑えるためで、消炎鎮痛剤とは全く違う作用機序です。

外科的治療

薬物療法を行っても痛みが治まらない場合には、脳外科による手術を行います。

三叉神経痛は脳の神経に起因する疾患ですので、脳内で三叉神経を圧迫する血管を除去します。

手順としては痛みを感じる側の耳の後ろを切開し、頭蓋骨に穴を開けて手術を行います。

三叉神経痛の痛みは手術が終わってすぐに取れるのが普通ですが、まれに術後1~2週間ほど痛みが長引く事もあります。

神経ブロック

三叉神経に痛みが伝わる状態を防ぐために、神経に局部麻酔薬を注射する方法です。

薬物療法と同様、一時的に痛みは和らぎますが麻酔が切れると再び症状が再発します。

麻酔の他に神経破壊薬を注射する方法もあり、こちらは1~2年ほど痛みが和らぎます。

また、高周波の電流で三叉神経を焼く治療もありますが、こちらは若干しびれ感がおこります。

放射線療法

ガンマ(γ)線を脳の外から三叉神経に放射する治療法です。

放射線を当てることで三叉神経痛の痛みが和らぎますが、なぜ痛みが和らぐのか明確な原因は分かっておりません。

この治療で効果が出る患者さんは6~8割と言われておりますが、長期的に行うと少し効果が落ちます。

痛みが完全に治る患者さんもいますが、かなり個人差が出る上に保険適用外であるため高額となります。