テグレトールの効果

テグレトールヘッダー

てんかんに対する効果

テグレトールは側頭葉てんかんに最も効果がある薬です。

側頭葉てんかんは無意識のうちに行動や動作を行う症状(自動症)が特徴です。

自動症で見られる主な症状として、以下のものがあります。

  • 口をモグモグさせたり、意味のない行動をとる
  • 意味のない言葉をしゃべりだす
  • 体が全く動かなくなる
  • 自律神経性症状:悪心、発汗、熱感、冷感、心悸亢進、胸部圧迫感、頭重感といった前兆の後、腹痛などの症状が起こる
  • 精神症状:初めて体験するものに対して過去にも体験した事があるような錯覚を覚える(デジャヴ、既視感)、いつも体験している事が初めて体験するかのように思える(ジャメヴ、未視感)
  • 認知障害:記憶障害、言語障害
  • 発作後に意識が朦朧としたまま動き回る

テグレトールはこういった症状に対して非常に効果があります。

また、特発性部分的発作が多く見られる小児てんかんに対しても、第一選択薬として最も効果がある薬とされております。

躁うつ病に対する効果

テグレトールは興奮状態を鎮める作用があるので、これを利用して躁うつ病の患者にも処方されます。

躁うつ病の中でも、いわゆる躁状態(興奮が続いて異様に明るくなる状態)の症状に効果があります。

また、似たような症状として統合失調症にもしばしば興奮状態となる場合があります。

テグレトールはプラスイオンであるナトリウムを遮断することで脳内の興奮シグナルを抑制します。

これによって躁状態や興奮状態を抑え、気分を落ち着ける効果があるのです。

三叉神経痛に対する効果

テグレトールは顔の上記の2つに加えて、三叉神経痛にも効果があります。

三叉神経痛は顔面の筋肉に強い痛みが走る病気で、脳幹部から出る三叉神経が脳腫瘍や血管の膨張によって圧迫されて起こります。

この三叉神経痛を根治させるには、脳神経外科による手術が必要となります。

ただし、三叉神経痛の痛みを抑える場合にはテグレトールが処方されます。

テグレトールは脳内で三叉神経から出る痛みの信号をブロックする効果があります。

これによって三叉神経痛の痛みを和らげる事ができるのです。

なお、三叉神経痛は脳内の神経が直接送る信号に関わる疾患ですので、ロキソニンといった消炎鎮痛剤は効果がありません。